変電所裏の山 2
ご投稿 : F 様


さて、「変電所の裏山 1」の続きです。

去年(2009)あたりから、クヌギ林の奥あたりから、誰かに見られている感じがしてきました。
まぁ気のせいだろうと、飽きもせずに、一人で採集に行っていました。

今年(2010)、A君を初めて連れていきました。
案の定、A君は「Fさん、また〜」と嫌な顔をしました。
「何が、また〜やねん」と言うと、「この林道、いますやん」と言うのです。
私「いるよ。猪とか鹿とか、普通に」
A「…。じゃなくて…この林道の先に、何か祀ってません?下から、ゾロゾロ歩いていますし…」
私は、何でコイツ(管理人注.「変電所の裏山 1」のB様)も同じこと言うんだ、と思いました。
車をキャンプ場に停め、更に林道を歩きました。
A「ちょっと…帰りましょう。気分が悪い」
私「じゃぁ、車の中で寝とけや。俺は行くし」
A「…じゃぁ行きますけど…川の方、ヤバいですよ」

クヌギ林の中に入ると、A君は「あ、ここは大丈夫や」と言いました。
私は「さっきから、アイツ(B君)と同じこと言うなぁ」と思いました。
クヌギ林の一番奥のクヌギに行きました。
私は「やっぱり、気味が悪いなぁ」と思った時です。
A「Fさん!これ以上、奥に行ったらダメです」
真顔で言いました。
私「もう、この木が一番奥だから、行かないよ」
A「行ったらダメです」
私「どうしたの?何故、行ったらダメなの?」
A「行ったらダメです」
理由を言わないのです。
「行ったらダメ」しか言いません。
私はリュックから、刃物を取り出し、いざという時に備えました。
A君は完全に、顔が恐れていました。

帰りの車中で、A君は言いました。
「林道と川にいた霊は、同じ類の霊で悪さはしません。でも、あの奥の霊は、マジにヤバいです。林道と川のとは、異質のものです」
私は「じゃぁ、あのクヌギ林はヤバいの?」と尋ねると「あれより奥に行かなければ、大丈夫です。ただ、こっちをジッと見てますけど…」
ホッとした状態に戻って、A君は言いました。
「Fさん、あんな武器あっても、霊には役にたちませんよ」






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