古い都市地図を見ていて気になる場所を見付けた。
K市の中心部に火葬場が2箇所も在り、しかも、それら二つの火葬場は直線距離にして約1.4キロメートル程しか離れていない。 火葬場といえば住宅街から離れた郊外の山間部にひっそりと設けられているというイメージがあったのでこれには驚かされた。 そこで私はK市在住の知人にそのことについて尋ねてみたのだが、地図で火葬場が示されている辺りは市街地で、到底火葬場が在る様な場所ではないという答えだった。更に、概ね火葬場は(面積や人口にもよると思うが)ひとつの市町村に1箇所程度で、そうそう其処彼処に在る物ではないとも教えてくれた。 地図の奥付を見ると「昭和57年2月発行」と書かれている。なるほど、確かに昭和57年(1982)当時はここに火葬場が在ったのであろう。
今その火葬場跡はどうなっているのだろう?
二つ在る火葬場のうちの一つ目、K町に在ったという火葬場を探す。 次なる目的地N町の火葬場跡へと知人に案内してもらう… |