大沢池

大沢池
津山の作州街道沿いにある「作州街道の一家心中の家」の前を過ぎ鏡野町方面へと西に走ると、進行方向右手に大きな池とそこに迫り出す様に建てられた廃墟が見えてくる。名前を大沢池と言い、総貯水量は426000m3。池畔に建つ廃墟とともに地元では心霊スポットとして知られている。
この池には未だ発見されていない遺体が数体沈んでいるという噂があり、池の水面を漂う女性の幽霊が現れるという。

池畔に残された廃墟は屋上に小さな塔屋を設けたブロック造の2階建て。池の南が大きく入江のようになっている所を作州街道が橋になって通っており、道路に面した2階部分が出入口となっている。ドライブイン(だった)という話もあるが、ブロックが剥き出しのままで窓部分も四角い穴が設けられているが窓枠もサッシも取り付けられていないままの状態であることから、未完成のまま放置されたのではないかと思われる。
ここにも幽霊が出ると言われており、屋上に人が立っていた、誰もいないはずの建物の中から足音や人の話し声が聞こえたといった話がある。
今も定期的に周辺の草の刈払いが行なわれているようなので、管理はされているようである。

大沢池で一番有名なのが廃墟にある自動販売機のそばに出る白い服の女性の話である。
以前、この廃墟のそばに自動販売機があり、そこに白い服を着た髪の長い女性(の幽霊)が立っているのを見たという話が相次いだ。その女性は深夜によく目撃されたと言い、特に何をするわけではなくただじっとそこに立っているのだという。
自動販売機そのものもまた曰く付きらしく、撤去しようとするとケガ人が出るので撤去できなかったとか、自動販売機から白い手が出て来たといった話もあるようだ。私がここを訪れた時(2025)には既に自動販売機は撤去されていた。

津山方面から鏡野方面に向かうと、池に架かる橋の手前左手(南側)に墓地がある。
ここにも奇妙な噂があり、深夜墓地の中から人の話し声が聞こえる、白い人影が墓地の中を彷徨い歩いているといった話がある。

余談だが、かつて大沢池がメディアで大きく取り上げられたことがあったという。
平成元年(1989)11月、某カルト教団の活動に批判的であったS弁護士一家が教団メンバーによって殺害、遺棄されるという事件が発生した。
この時、教団の人間が大沢池に立ち寄ったとしてメディアで大きく取り上げられる事となった。
当時の新聞記事を精査していないので風聞の域を出ない情報で申し訳ないが、教団メンバーは弁護士一家の遺体を長野、新潟、富山に遺棄。その後、どのような意図があったのか島根を目指し、帰途岡山に立ち寄り弁護士一家を殺害した時に遺体を包んでいた毛布或いは布団をこの池のほとりで焼いた、弁護士一家を殺害した時に血痕が付着したSUVのフロアマットを遺棄した、教団が製造した神経ガスが付着したビニールシートを遺棄した等と言った噂がある。
何故岡山に立ち寄ったのかについては、当時岡山にも教団を批判する活動をしていた弁護士がいたため、大人しくしていないとお前もこうなるぞという無言の圧力だったという話もあるが、風聞の域を出ない話である。



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