Mゴルフセンター

Mゴルフセンター
兵庫県南部、K市のKという町にゴルフ練習場がある。
住宅街の突き当たり、奥まった所にあるこのゴルフ練習場は小高い丘の上に有り、入口には鉄製のゲートがある。
その奥にゴルフ練習場へと続く道に沿って高い石垣の法面が続いている。
夜になるとこの石垣の前にぼんやりとした白い人影が立っていることがあるという。

周辺はかつて名谷(みょうだに)と呼ばれていた。寿永3年(治承8年、1184)の源平合戦の折、この辺りでも戦があったと伝えられており、『名谷誌』によると、「名」とは一般庶民の上に位置する階級であり、一ノ谷の戦いに敗れた平家の武士たちが名谷付近に逃れてきたとき、先住者たちとは素性が違うという内心の矜持を階級の上位呼称「名」に託し、名の住む谷であるから「名谷」と称したという説を挙げている。
このゴルフセンターのある場所がそうなのか否かは定かではないが、寿永3年(治承8年、1184)の源平合戦の折、名谷一帯でも戦があったと伝えられており、戦死者を弔う供養塔が500基以上残っている。
周辺のニュータウンで鎧武者の幽霊を見た、同ゴルフセンターの西南に位置する物流会社が立ち並ぶ「Y台」でも幽霊を見たという話がある。往時の戦死者が今も彷徨っているのであろうか。

関連記事:
・伊川谷の落武者
・学園都市の落武者  未 了
・死体置き場
・K 山  未 了
・T 山  未 了
・Y 台


2024/08/30 加筆再編集

※おことわり
(1) 本記事の内容は“ミステリースポット”の紹介として掲載をしているものであり、特定の地域、人物、組織(企業、団体、機関等)、施設等の名誉棄損、誹謗中傷、揶揄等ならびに業務の妨害等を目的としたものではないことをご承知おきください。
(2) 可能な限り事実確認、検証をしておりますが、情報源は風聞によるところも多く、とりわけ「怪談」や「不思議な話」といった類の物としてお読みいただければと存じます。
(3) 一切の名称、所在地及びそれらに類する情報、及び画像等については公開できことないことをご承知おきください。



本ページはフレーム構成となっております。
左端にメニューが表示されていない場合はこちらからどうぞ。